●尿検査
 
尿検査とは
  腎臓をはじめ、からだのどこかに異常があると不用物が排泄されなかったり、
  排泄されてはならないものが尿に混じってきたりします。
  このようなからだの異常を探るため、尿の中の成分や性質、量などを調べます。
 
尿定性試験
  8項目測定できる試験紙に尿を滴下し、試験紙の化学反応による色調の変化によって
  尿中に排泄される糖やタンパクの量や、潜血の有無などを調べる検査です。
正常では尿中に排泄されませんが、血糖値が一定の限度をこえると尿中に糖がもれ出てきます。
ストレスや妊娠など生理的な要因でも尿糖が陽性になることがあります。
タンパク 生理的タンパク尿は過度の運動や精神的ストレス、発熱などでみられます。
病的タンパク尿にはある種の貧血、心疾患、腎炎、尿路系の炎症や結石など多くの成因があります。
潜血 血尿、ヘモグロビン尿、ミオグロビン尿などで陽性になります。
血尿は腎・尿路系の炎症や結石など多くの要因でおこります。
ビリルビン 尿中では微量のビリルビンも異常と判断されます。
肝障害などで異常となることがあります。薬の影響で陽性とでてしまうこともあります。
ウロビリノーゲン 健常人でも尿中に若干の排泄が見られ、運動後、飲酒後、過度の疲労などで陽性になることがあります。
ケトン体 脂肪の代謝によって生成されるものです。
糖尿病や発熱、下痢、絶食など糖の代謝が不十分な場合、代替エネルギー源として脂肪の分解が進み、血中や尿中のケトン体が上昇します。
白血球 膀胱炎、尿道炎などの細菌感染症や尿路結石など種々の炎症で増加することがあります。
pH 健常人は弱酸性を示しますが、食事や運動によって変動します。
比重 腎臓における尿の濃縮能の指標となります。
健常人でも水分摂取や運動などにより大きく変化します。
 
尿沈渣とは

  尿を遠心分離器にかけ、沈殿した有形成分(赤血球や白血球、細菌や結晶など)を
  顕微鏡で観察し、存在の有無や、どの成分が増えているのかを調べる形態検査です。
  腎臓や泌尿器系の疾患の診断や治療効果の判定に役立ちます。