病気について

心臓が悪くても(2)

心臓が悪くても運動していいの その2

前回心臓の悪い人こそ運動をしなければならないと述べましたが、運動療法を行う時、どんなことに注意したら良いのでしょうか。

まず、運動を行うに当たっては1)運動の種類、2)運動の強度、3)運動時間や頻度を考える必要があります。心臓の悪い人は、前回述べましたように日常活動を維持することが目的ですから、1)運動の種類は歩行(=散歩)が良いでしょう。坂道や階段は負担が大きいので慣れるまで避けた方が良いと思います。膝や腰の悪い方は、自転車に乗るなどが良いと思います。プールなどで歩行するのも良いのですが、継続して毎日行えるかとなると設備や準備の負担が多く維持するには少々骨が折れると思います。2)運動の強度は年令や負荷後の心拍数を参考に、上限の心拍数を求め心拍数を測りながら運動する方法もありますが、簡単なのは歩行終了時に息が弾まず、まだ余裕があり、額に汗をかく程度の運動強度が良いと思われます(自覚症状で強度を測るボルグ指数で11から13と表現されます)。3)運動時間や頻度は、一般的には1回30分以上週2回以上行うと指導されますが、心臓の悪い人は、時間や回数で決めるのでなく2)の運動の強度で述べたように下線の自覚症状がでるまでゆっくりと歩くことから始めれば良いと思います。そして原則的には毎日行うことがベストです。続けることにより始め5分も歩けなかったものが30分ぐらい歩けるようになります。心臓の悪い人にとっても有効な運動療法ですが、やり過ぎは心臓に負担がかかり事故につながりますので以下のことに注意してください。

  • 無理をせず、体調の悪い時は行わない。
  • 食後1-2時間や入浴後はさける。
  • 天候に留意して、寒さ暑さに対応できる服装、装備などに気をつける。
  • 運動中に症状がでた時はすぐに中止すること。
  • 運動直後に不快感や疲労感があるとき、翌日まで関節痛や筋肉痛が残る時は強度が強過ぎる可能性があるので運動の強度や持続時間を考え直すこと。
  • 運動療法を行っていることを医師に告げ、心臓に悪影響を与えているかどうか定期的にチェックしてもらうこと

などです。運動療法は毎日維持することが最も重要です。運動により獲得した手足の筋肉の酸素摂取能力は、3日間運動しないと元に戻るともいわれています。

毎日維持することは、大変な努力を要しますが、ダイエットなどで毎日体重を測ることがダイエットを成功させる秘訣ともいわれているように、運動療法においても万歩計などの歩数を毎日記録することが長く運動療法を維持できる秘訣かもしれません。

各種ご案内

受付時間

午前:月~土
8:00~11:00
午後:月~金
13:30~16:00
午前診察:
一部予約制(初診外来以外は完全予約制)
午後診察:
完全予約制

詳しくは下記をご覧ください。

  • 初診の方
  • 再診の方

診療時間

午前:月~土
9:00~12:00
午後:月~金
14:00~17:00

休診日

土曜日午後・日曜日・祝休日・
年末年始

面会時間

月~金
15:00~20:00
土・日・祝休日
13:00~20:00