病気について

めまい(1)

めまいと心臓病について(1)

今回は心臓病とめまいについてお話いたします。めまいにはいろいろな種類があります。大きくわけると2種類のめまいがあります。一つは立ちくらみなどのように気が遠くなる様なめまいで、もう一つは、乗り物酔いに見られるような体がグルグル廻っているような、また体や頭が前後左右に揺れるような体動感を伴うめまいです。後者のめまいは、耳と目と皮膚・筋肉・関節内の感覚器官の情報のアンバランスにより生じます。ジェットコースターに乗った後や乗り物酔のように、急に速くなったり遅くなったり、上下左右すると耳の奥にある平衡感覚や加速度を感知する三半規管や耳石からの情報が、他の目や体からの情報と一致せず“めまい”と感じてしまいます。汽車に乗り比較的近くの景色を見続けたり、映画などでカーチェイスや飛行機を操縦しているシーンなど見続けると目からの情報と体は動いていませんので耳や体からの情報に食い違いができ“めまい”を感じます。また肩凝りや腰の張りなどがあると、体から混乱した情報が伝わり、目や耳からの情報と一致せず“めまい”を感じることもあります。今までの例はだれでもしばしば感じるめまいで心配ないのですが、持続したり繰り返したりする時は耳や目や体の神経が、腫瘍や炎症により冒されていることがありますので、専門的精査が必要になります。

さて、循環器疾患と関係のあるめまいは、脳の血液不足(=虚血)によって生じ、気の遠くなるようなめまいで、最悪の場合は意識を失って(失神)しまいます。脳の血液不足はどうして起きるのでしょうか。これは血圧が下がるため生じます。血圧は心臓から駆出される血液の量と血管の弾力性(収縮・拡張)によって決まります。心臓から血液が多く駆出されれば血圧は上がり、駆出量が少なければ、血圧は下がります。駆出する血液の量が一定でも、 血管が収縮すれば血圧は上がります。逆に拡張すれば血圧は下がります。

血管に原因がある場合の代表は、起立性低血圧があります。急に立ち上がると頭の血液が下方に落ちていくため血圧が下がってしまいます。これを防ぐために立ち上がる時、四肢の血管が収縮して血圧を維持しようとするのですが、この反射が障害されると、例えば体調など悪い時や神経の病気など合併しているときは、血管が収縮するタイミングが遅れ、血圧がなかなか上昇せず失神することもあります。

一方、心臓から血液が駆出されなかったり少ないと血圧が下がります。この代表には不整脈があります。よく見られる時々脈が跳んだり抜けたりする不整脈でなく、数秒から10数秒心臓が止まるとその間血液が駆出されなくなります。毎分200回を越える速さで拍動すると心臓に血液を溜める時間が少なくなり駆出量が低下します。また、心室細動といって心臓の筋肉がバラバラに動きまとまった収縮ができなくなり、全く血液が駆出できなくなる不整脈もあります。心臓から血液が駆出されないのですから血圧は当然のことながら下がります。心臓が原因で生じるめまいはこの機序によって生じます。

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