病気について

高血圧症

高血圧の基準値はどのようにして決められたか。

現在、高血圧症は、病院で収縮期圧(高い方の血圧)が140mmHg以上、拡張期圧(低いほうの血圧)が90mmHg以上、どちら一方が基準値を越えると高血圧症と診断しています。これらの基準値はどのようにして決められたのでしょうか。これらの値は多くの疫学調査により、脳血管障害や心臓病の発症が増えてくるポイントを見つけ、それ以上は病気になりやすいから、血圧は基準値以下にしましょうという値で、多くの人の血圧を測って平均して決めた値ではありません。食生活や生活習慣などは時代とともに変化していきますので疫学調査を行った時期や人種の違いによって異なった結果がでる可能性があります。

歴史的に見ますといろいろな調査や研究で高血圧の評価も変わってきました。すこし高血圧症の病気の歴史を見てみましょう。

血圧計は1905年に開発され病気との関係付けが始まりました。当時血圧は病気として考えておらず、生体の反応だと考えられていました。ところが、生命保険会社は補償金の支払いの関係から「血圧と平均余命」を調べました。結果は「血圧の高い人ほど平均余命が短くなる。」と言うことが1930年頃に判ってきました。血圧の高いことは病気として認識され始めました。第二次世界大戦が終了し、1948年にアメリカ政府は、血圧と疾病率や死亡率を学問的に調査するため、フラミングハムという町で住民を対象に検診を行い、予後調査を始めました。その結果はやはり「血圧の高い人ほど平均余命が短くなる。」と同じ結果でした。拡張期圧と死亡率はより強い関係があることも判りました。1970年になり血圧を下げると脳血管障害や心臓病を減らせるかとの検証が行われた。この研究は拡張期血圧の高い人を血圧別に3つの集団にわけ、それぞれの集団の中で薬を内服する人としない人を半分に分けそれぞれの病気の発生率を比較した研究でした。降圧剤を内服していた人たちは病気の発生が70%近くも減りました。そのような経緯から拡張期圧が治療の目標に使われ始めました。

しかし、フラミングハムでは検診は続けられ、収縮期血圧の方が、心臓疾患の発生にはより関係が深いと報告されるようになりました。さらに他の国の研究でも収縮期も病気の発症と関係が深いと報告されるようになりました。

その後「収縮期血圧を下げると病気の発生を防げるか」との研究が多く行われ、収縮期血圧も下げるほうが病気の発症を押さえることができると判ってきました。このようなことが元になって現在の基準が作られてきたのです。

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